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public:発表のお作法 [2021/08/13 17:47] baba [背景色] |
public:発表のお作法 [2024/01/18 13:32] (現在) baba [発話速度] |
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===== 鉄則 ===== | ===== 鉄則 ===== | ||
- | 発表をするにあたって、鉄則があります。スライドを作成すると思わずテキストで箇条書き、みたいなことをすぐに考えてしまいます。これは誤りで、テキストが資料を作成しやすいからにほかなりません。資料を作成するにあたり、次のことを鉄則として頭に入れておきます。 | + | 発表をするにあたって、鉄則があります。それはどのような発表形式がよいかに関してです.スライドを作成すると思わずテキストで箇条書き、みたいなことをすぐに考えてしまいます。これは誤りで、テキストが資料を作成しやすいからにほかなりません。資料を作成するにあたり、次のことを鉄則として頭に入れておきます。 |
<wrap em> | <wrap em> | ||
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誰だって早口で話を聞かされたら疲れてしまいます.「内容が沢山あるのに,時間が短いせいだヨ!!」と反論したくなる気持ちをぐっと抑えて,「決められた時間で如何にして相手に情報を伝えるか」これをしっかりと自分で考えましょう.早口で話すことがあなたにとって最適解であるならそれも一つのやり方です.一方でアナウンサー等の「しゃべり」を生業としている人たちの間では,「1分間に300文字」がもっとも相手が理解しやすいスピードであると言われています.実際にこれを実験して調べた論文もありますが,例えば以下の動画を見てください.300字程度がたしかに聞きやすいなと感じることができると思います. | 誰だって早口で話を聞かされたら疲れてしまいます.「内容が沢山あるのに,時間が短いせいだヨ!!」と反論したくなる気持ちをぐっと抑えて,「決められた時間で如何にして相手に情報を伝えるか」これをしっかりと自分で考えましょう.早口で話すことがあなたにとって最適解であるならそれも一つのやり方です.一方でアナウンサー等の「しゃべり」を生業としている人たちの間では,「1分間に300文字」がもっとも相手が理解しやすいスピードであると言われています.実際にこれを実験して調べた論文もありますが,例えば以下の動画を見てください.300字程度がたしかに聞きやすいなと感じることができると思います. | ||
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+ | ご自身の話速を測定する方法として馬場が作成したアクセシブルスピーチトレーニングを一度使ってみてください。きっと発見があるでしょう。 | ||
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早口でたくさん喋ってもそれが相手に伝わらなければ意味がありません.また発表聴講者の中には聴覚障害を持つ人がいるかもしれません.早口で喋りすぎては現場の手話や文字起こしが間に合わない場合もあります.また話者の発話速度や声の高さは発話者の性格印象に影響を与えることもよく知られています(https:// | 早口でたくさん喋ってもそれが相手に伝わらなければ意味がありません.また発表聴講者の中には聴覚障害を持つ人がいるかもしれません.早口で喋りすぎては現場の手話や文字起こしが間に合わない場合もあります.また話者の発話速度や声の高さは発話者の性格印象に影響を与えることもよく知られています(https:// | ||
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ただし、制作したコンセプトカラーに合わせて背景色を変更することもあると思いますが、その場合も見る人が見やすい配色になっているか?会場で見た場合に見づらくならないかを忘れないでください。 | ただし、制作したコンセプトカラーに合わせて背景色を変更することもあると思いますが、その場合も見る人が見やすい配色になっているか?会場で見た場合に見づらくならないかを忘れないでください。 | ||
- | ==== フォント | + | === フォント === |
* サイズ | * サイズ | ||
* 相手に必要な情報であるにもかかわらず、読めないような小さなフォントサイズはNGです。ただし、参考文献やデザインスケッチ時等のあまり情報として重要でない場合は小さな文字を使ってもよいです。原則は20pt以上のフォントを使ってください。 | * 相手に必要な情報であるにもかかわらず、読めないような小さなフォントサイズはNGです。ただし、参考文献やデザインスケッチ時等のあまり情報として重要でない場合は小さな文字を使ってもよいです。原則は20pt以上のフォントを使ってください。 | ||
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- | ==== 図表サイズ | + | === 図表サイズ === |
図表をスライドの中で紹介しているが、小さすぎてなんだかわからない。といったことが散見されます。図表をスライドないで扱う際は特に十分に大きなサイズでスライドに載せることを意識してください。例えば論文で使用した図表をそのまま使うとフォントサイズが小さすぎる場合がよくあります。その場合は面倒でも図の作り直しや、テキストだけでも必要な箇所は打ち直すなどのひと手間を加えてください。 | 図表をスライドの中で紹介しているが、小さすぎてなんだかわからない。といったことが散見されます。図表をスライドないで扱う際は特に十分に大きなサイズでスライドに載せることを意識してください。例えば論文で使用した図表をそのまま使うとフォントサイズが小さすぎる場合がよくあります。その場合は面倒でも図の作り直しや、テキストだけでも必要な箇所は打ち直すなどのひと手間を加えてください。 | ||
- | ==== アニメーション | + | === アニメーション === |
PowerPointやKeynoteにはアニメーション機能があります。もしあなたがこのようなアニメーションを「なんとなく」「動きがあっておもしろいから」という理由で使っているのあれば、即刻アニメーション機能を使うことをやめてください。ここまで述べてきたことと同様にアニメーションにする意味がないのであれば、アニメーション機能を使う必要はありません。では意味のあるアニメーションとはどういうことでしょうか? | PowerPointやKeynoteにはアニメーション機能があります。もしあなたがこのようなアニメーションを「なんとなく」「動きがあっておもしろいから」という理由で使っているのあれば、即刻アニメーション機能を使うことをやめてください。ここまで述べてきたことと同様にアニメーションにする意味がないのであれば、アニメーション機能を使う必要はありません。では意味のあるアニメーションとはどういうことでしょうか? | ||
* 空欄になっている箇所に対し、聴衆に問いかけながら答えをそこに表示する | * 空欄になっている箇所に対し、聴衆に問いかけながら答えをそこに表示する |